■ なんだかずっと気分が沈んでいるあなたへ
仕事、学校、人間関係。。。
日常は頑張ってるのに、なぜか気持ちが晴れない…そんな時、ありませんか?
そんなあなたにおすすめしたいのが、“心をほぐしてくれる小説”です。
小説は、ストレスや不安から少し離れて、「違う視点」や「心のゆとり」を与えてくれます。
今回は、憂鬱な気分のときこそ読みたい、前向きになれる小説を7冊、厳選してご紹介します!
■ 気持ちを切り替えられる!前向きになれる小説7選
① 『海辺のカフカ』 村上春樹
言わずと知れた名著。現実と幻想が入り混じる不思議な旅の物語。
少年カフカの逃避行を描きながらも、読者も一緒に現実から少し離れるような感覚を味わえます。
ストーリーの意味がすぐに分からなくてもOK。「考えること」から解放される不思議な読後感が魅力です。不思議な気分にさせてくれる小説です。
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② 『君の膵臓をたべたい』 住野よる
タイトルのインパクトとは裏腹に、内容はとても繊細で美しい青春小説。
限られた時間の中で生きる少女と、心を閉ざしていた少年の交流が、人生を大切に思い出させてくれます。
読み終えた後、「今をもっと大事にしよう」と思える一冊です。
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③ 『そして、バトンは渡された』 瀬尾まいこ
いろいろあるけど小説は最高です。
何度も家族が変わるという異色の環境に育った少女の物語。
でも、出てくる大人たちは皆あたたかく、ユーモアと愛情に溢れています。
「血のつながりだけが家族じゃない」──
読む人の価値観をふわっとほぐしてくれる、心が優しくなる小説です。
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④ 『神去なあなあ日常』 三浦しをん
林業の世界に飛び込んだ都会の青年が、山奥の村で「なあなあ(ゆるゆる)」な日常に染まっていく話。
読んでるだけで深呼吸したくなるような、自然と人情のゆるさが魅力。
笑いあり、発見ありで、憂鬱な都会の生活を一瞬忘れさせてくれます。
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⑤ 『陽だまりの彼女』 越谷オサム
いっそ、駆け落ちする?
彼女がついた、一世一代の噓。その意味を知ったとき、恋は前代未聞のハッピーエンドへ走り始める――必死で愛しい13年間の恋物語。
「女子が男子に読んでほしい恋愛小説No.1」とも言われた、切なくも温かいラブストーリー。
何気ない日常の中にある奇跡を描いた作品で、読後は静かな感動とともに、心がポカポカ温まります。
ほんの少しのファンタジーと、たっぷりの愛情。
日常に疲れたときにぴったりの1冊です。
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⑥ 『食堂かたつむり』 小川糸
おいしくて、いとおしい。
心に傷を負った女性が田舎で小さな食堂を始めるお話。
一人ひとりの悩みに合わせた料理を出すこの食堂は、読者にも癒しと優しさをくれます。
美味しいごはんの描写も魅力で、心もお腹も満たされる物語です。
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⑦ 『かがみの孤城』 辻村深月
学校に行けなくなった中学生たちが、鏡の中の城に集められる物語。
どこか不思議で、でもリアルで、読者の心にそっと寄り添ってくれる作品です。
「自分は1人じゃない」と感じられる読書体験を求める方におすすめ。
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■ 小説の力で、自分をやさしく癒してあげよう
毎日をがんばっていると、心に余白がなくなってしまいがち。
そんなときこそ、ほんの少しの時間で読める小説を取り入れてみませんか?
大事なのは「役に立つ」ことじゃなくて、「自分の気分が晴れる」こと。
気になった1冊から、ぜひ読んでみてくださいね。
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