「朝から仕事に集中できない」「どうしてもやる気が起きない……」 そんな日はありませんか?
天気のせいかもしれないし、疲れが溜まっているのかもしれません。
でも、現実は待ってくれません。特に私のような高齢者施設で働く身としては、利用者の皆さんの生活を守る責任があります。自分の気分とは裏腹に、やらなければならないことはやってきます。
今回は、仕事や物事に前向きになれない時、私が自分を少しだけ「前進」させるために大切にしている考え方をご紹介します。
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「やる気」を待たずに、まず靴を履く
やる気が出ないとき、私たちは「モチベーションが上がれば動けるのに」と考えがちです。しかし、心理療法である「森田療法」では、少し違うアプローチを提案しています。
森田療法はこのような観点から、患者さんが症状へのとらわれから脱して「あるがまま」の心の姿勢を獲得できるよう援助します。「あるがまま」の姿勢とは、不安や症状を排除しようとする行動や心のやりくり(「はからい」と呼ばれます)をやめ、そのままにしておく態度を養うことです。さらには、不安の裏にある、よりよく生きていきたいという欲望(生の欲望)を建設的な行動として発揮していくことをも意味しています。こうした行動を通して、自分を受け入れ自分らしい生き方を実現することが森田療法の最終的な目標になります。 (東京慈恵大医科大学 森田療法センターより引用)
「つらいまま、やる」。
一見厳しく聞こえるかもしれませんが、実はこれが一番心を楽にしてくれる方法です。
モチベーションが上がるのを待つのではなく、まずは手足を動かしてみる。すると、不思議なことに脳が刺激され、作業が進むにつれて「あ、意外と動けるかも」と思えてくるものです。
「つらいまま動く」ことの意味を、イラストで分かりやすく解説。心がふっと軽くなる入門書です。
「好き」にならなくてもいい、ただ「関わる」
今の仕事を心から愛し、そのために生まれてきたと思える人は、ほんの一握りかもしれません。大谷翔平のように毎日好きなことをしてあんなに楽しそうに仕事(?)ができたら、かなり嫉妬すらしてしまいます。
しかし、一般に多くの人は、働いているうちに後天的に「この仕事も悪くないな」と思えるようになるものです。
「この仕事が嫌だ、やりたくない」という感情を否定する必要はありません。その感情を抱えたまま、「とりあえず目の前のこと一つだけに手を付けてみる」。
100点を目指さなくてもいい。完璧に好きにならなくてもいい。ただ、少しだけ関わってみる。その小さな一歩が、知らない間に大きな形となり、いつの間にか「やった感」という報酬になって返ってきます。
インプットで心を「お掃除」する
どうしても現実の仕事に身が入らないときは、あえて全く別の世界に触れて、脳をリフレッシュさせるのも一つの手です。
私はそんな時、Kindle Unlimitedなどのサービスを利用して、読書に没頭します。
悩みに効く本を、いつでもどこでも選び放題。インプットを増やすことで、アウトプット(やる気)の質が変わります。
- 自分の悩みに対する答えを本に探してみる
- 全く違う分野の知識に触れて、日常の視点を変えてみる
読書は、凝り固まった思考をほぐしてくれる「心のストレッチ」です。特に「森田療法」の入門書などは、今の自分の「やる気のなさ」を客観的に受け止めるための良いガイドになってくれます。
まとめ:あるがままの自分で、一歩前へ
気分が乗らないのは、あなたが怠けているからではなく、心が少しお休みを求めているサインかもしれません。
そんな時は、「やりたくないなぁ」という気持ちを持ったまま、とりあえず玄関を出る。とりあえずパソコンを開く。
完璧を求めず、感情を抱えたまま動く。そんな「あるがまま」の自分を許してあげることが、結局は一番早く停滞期を抜ける近道になるはずです。


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