これからはじまるジメジメした梅雨の季節。外出する気も起きず、気分もなんだか沈みがち……。そんな時こそ、おうちでゆっくり読書を楽しんでみませんか?
今回は、梅雨時にぴったりな「気分が明るくなる小説」を厳選して5冊ご紹介します。しっとりとした雨音をBGMに、心が晴れやかになる物語に浸ってみましょう。
『ツバキ文具店』小川糸
心を届ける手紙が、じんわり胸にしみる。
鎌倉の古い文具店を舞台に、代書屋として手紙を書く主人公・鳩子の物語。雨のしっとりした景色が目に浮かぶような描写と、人とのつながりの温かさが胸に沁みます。読後、思わず大切な人に手紙を書きたくなる一冊です。
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『世界から猫が消えたなら』川村元気
「もしも大切なものが消えたら」そんな想像が心を動かす。
余命わずかな主人公が、命と引き換えにこの世界から何かを消していく……。雨の日に読みたくなる、静かで深いテーマ。でも、読み終えた後には「今、ここにある日常」がとても愛おしく感じられるはず。気持ちが前向きになれる不思議な作品です。
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『マチネの終わりに』平野啓一郎
美しく切ない大人のラブストーリー。
国際的なクラシックギタリストと女性記者の、時を超えて交差する想いを描いた恋愛小説。梅雨のしとしと雨とともに読みたくなる、静かな情熱が胸を打つ物語。音楽が心に響くように、小説の言葉が読者の心を優しく包みます。
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『夜は短し歩けよ乙女』森見登美彦
雨の日の気だるさも吹き飛ばす、ユーモアと不思議の世界。
京都を舞台に、先輩と“黒髪の乙女”の不思議な一夜を描いた青春ファンタジー。独特の言い回しや奇想天外な展開に、思わずクスリと笑ってしまうこと間違いなし。雨の日のブルーな気分を吹き飛ばしたいならこれ!
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『西の魔女が死んだ』梨木香歩
心が静かに癒やされる、優しい時間。
思春期の少女と祖母との田舎暮らしを描いた静かな物語。自然の描写が豊かで、雨の音さえも愛おしく感じられるほど。読むたびに「大切にしたいもの」に気づかせてくれます。梅雨の一日をゆったりと過ごすのにぴったりの一冊です。
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おわりに|雨の日だからこそ、心の窓を開こう
梅雨の憂鬱な空模様も、小説の世界に浸ることで心は晴れやかに。
静かに流れる時間と、温かな物語を楽しむ読書タイムは、まさにこの季節ならではの贅沢です。ぜひ、お気に入りの一冊を見つけて、雨の日をもっと好きになってみてくださいね。
📚 今日ご紹介した5冊は、どれも「雨の日に読みたい」と心からおすすめできる小説です。
気になる作品があれば、ぜひチェックしてみてくださいね。
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