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第37回介護福祉士国家試験解説(第1回)

person behind books 介護福祉士のお勉強
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前回の記事で介護福祉士の国家試験資格取得のためには、過去問の周回勉強が必要であると繰り返し伝えてきました。

そこでこれからシリーズとしてまずは第37回の過去問を解説していこうと思います。

最新版の国家試験過去問が出次第、そちらに移行していきます。

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問題1

次の記述のうち、介護福祉職がアドボカシー(advocacy)の視点から行う対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 介護を行う前には、利用者に十分な説明をして同意を得る。

2 利用者の介護計画を作成するときに、他職種に専門的な助言を求める。

3 利用者個人の趣味を生かして、レクリエーション活動を行う。

4 希望を言い出しにくい利用者の意思をくみ取り、その実現に向けて働きかける。

5 視覚障害者が必要とする情報を、利用しやすいようにする。

解説

問題はアドボカシーに関する問題です。

アドボカシーとは、代弁的機能とも言われいている。アドボカシーの問題については過去何度も問われている問題ですので確実に押さえましょう。

1=❌

この選択肢はインフォームドコンセントの説明です。インフォームドコンセントとは、患者が自身の病気などについて事前に十分な説明を受け、了解した上で医師と共に治療方針などを決めていくことを言います。

2=❌

この選択肢は、チームマネジメントに関する説明です。介護計画の立案については、他職種の意見を聞くことは重要です。

3=❌

この選択肢はストレングスの説明です。ストレングスは利用者の力を見出して、それを活かしていくといった支援につながります。

4=⭕️

アドボカシーの説明です。アドボカシーは利用者の意思の代弁機能です。このように利用者が言い出しにくい言葉、思いなどをはっきりと伝えられない利用者からの思いを介護職員が代弁していく必要があります。

5=❌

選択肢は情報アクセシビリティの解説です。全ての視覚障害者が情報を十分に取得し利用できるようにするといったことです。

問題2

Aさん(83歳、女性、要介護3)は脳梗塞(cerebral infarction)の後遺症で左肩麻痺があり、介護老人福祉施設で生活している。家族から、できることは自分で行なってほしい」と希望があり、Aさんは自室から食堂まで車いすで自走すること日課としている。

 1週間前から、介護福祉士養成施設の学生がAさんのフロアで実習を開始した。数日前からAさんは実習生に、「今日は腕が痛いので、食堂まで車いすを押してください」と依頼するようになった。悩んだ実習生は、実習指導者に相談した。

 実習生に対する実習指導者の最初の助言として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 「Aさんの腕は痛くないので、気にしないでください」

2 「どのようなときも、Aさん自身で行なってもらうことが必要です」

3 「ご家族から自分で行うように言われています」

4 「それは自立につながらないので、車いすを押さないでください」

5 「Aさんが依頼する理由を、まず考えてみることが大切です」

解説

この問題は自立支援に関する問題です。

1=❌

腕の痛みについては、Aさん自身に確認が必要です。このように指導者が利用者の思いを決めつけて断定するのは適切ではありません。

2=❌

自立とは全てを自分で行うことではありません。その時々の利用者の様子を観察して本当に利用者が必要なケアを提供する必要があります。時には自分の思い(甘え)を優先させることも生活の中では必要です。

3=❌

ご家族からの希望や思いは大切です。

しかしAさんは自分の思いをしっかりと伝えることができる利用者です。Aさんにその時の体の様子を確認して手伝いが必要かどうかを確認する必要があります。

4=❌

自立は他者に助けを求めるといったことも自立の概念に含まれます。しっかりと自分の思いを伝えながら助けを求めることができるということもストレングスにつながります。

自立につながらないという理由でケアを提供しないのではなく、利用者の思いを確認する必要があります。

5=⭕️

利用者を一人の人として人権を大切にする必要があります。その人の思いや、考えを大切にしながら必要に応じて利用者の思いを汲む必要があります。

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